Eamesのシェルとスクープの修理についてお願い

Eamesのシェルやスクープのショックマウントの修理についてお願いが有ります。

この椅子はショックマウントが外れてしまうのが欠点と言いますか、

残念ながら年間何脚か修理してます。

過去に色々なお客さんからお預かりして修理をさせて頂いてます。(修理は有料です)



そこでそのショックマウントが取れた場合うちでの修理を希望される方に1つお願いが有ります。

ご自分で頑張って張付けちゃったりしないで下さい。

気持ちは分かるんですがその辺のボンドじゃなかなかどーして、

しっかり接着出来ません。

取りあえずその場しのぎ的にはくっつんで大丈夫なんですが直ぐに取れてしまうケースがほとんどです。

要はボンドが合ってないんですね。(コニシ辺りに良いボンドが有りそうな気もするんですが、、、)

そうするとうちで修理をする時にその修理で使ったボンドの上から

新しいボンドを使ってもくっつかないので修理の時は先ずそのボンドを剥がします。

実はその修理で使ったボンドを削り取るのがホントに大変なのです。

自分で頑張って修理されるお客さまに悪気が無いのは重々承知してます。

(見た感じその辺のボンドで簡単にくっ付きそうですからね〜)

わがままを言いますがひとつよろしくお願いします。

もしうちに修理を任せて頂けるのであれば、ショックマウントがとれた

その状態のまま恵比寿までお持ち下さい。

その方が確実にしっかり接着出来て見た目も奇麗に張り戻せます。

このショックマウントの修理、

有料で修理させて頂いてますがこれは永久保証ではありません。

使い方に寄ってはまた取れる可能性もあることもご理解下さい。

その場合はうちで責任もって最初の修理で使ったボンドは奇麗にとります。



今後ショックマウントの修理を希望される方へお願い。

*事前に必ず恵比寿のショップに連絡をお願いします。(状況を伺いたいので電話でもメールでも結構です)

*修理品は恵比寿のショップにお持ち頂くか送って頂くことになります。

*1ヶ所取れた段階で気付けばその時点でご相談下さい。(この段階だとかなり奇麗に治ります)

*自分で修理されてたり、他のショップ等で修理をされたものであれば、

お手数ですがその修理で使ったボンドをお客様の手で1度奇麗に取ってからお持ち下さい。
よろしくお願いします。






以前もこのブログに書いたと思うんですが、

修理で預かるとハーマンミラー社以外で作られた純正では無い足に交換されて

使われてる確率はかなり高いです。(精度の問題なんでしょう)

ですからその辺のリスクはご自身の責任でお願いします。

実際 ‘H’ Baseのまま使用しててショックマウントの修理に持って来られる方もいらっしゃいますが

かなり稀です。




Vintageはデリケートです。

50年も60年も前に作られたものなのです。

なるべくやさしくしてやって下さい。



皆さんからお預かりする大事なEamesですから頑張って修理にも取り組んでますのでご理解下さい。



ショックマウントの修理はもちろん、足をとめるネジが無くなったとか

‘H’Baseのグライズが割れたとなんでもお気軽に問い合わせ下さい。



よろしくお願いします。