これはEamesの代表作である、Plastic Side Chair です。

通常僕らのようなディーラーはアイスクリーム屋さんが使ってるスクープに似てることから「Scoop」と呼びます。
そしてPlastic Arm Chair のことを貝殻に似てることから「Shell」と呼ぶんですね。
今日はこのScoopのマメ知識です。

これはどちらも50年代のScoopなんですが、ファーストエディションと言うか最初のプレス機だけすこしシェイプが違うんです。
この写真の真ん中辺りカーブが滑らかなのが初期型、
裏側にガッチリ折り曲げてるのがMichiganに越してからのタイプですね。
裏から見るとこんな具合、

丸の中を見て頂くと右のスクープの折り返しがキツいのが分かりますかね。
強度を増す為です。
このように年代によって色々なモノのが進化して行ったのがEAMESなのです。
他にも年代を見分けるには裏の刻印等があるんですが、
その話しはまた今度、
そう言うことで左側のGrayのScoopはとっても珍しい1脚なんです。
