久しぶりにワイヤーメッシュのエッフェルベースです。

皆さんも良くご存知の名作ですね。






僕が知る限り、この世に初めて登場したロッドで作られた椅子です。







皆さんは見慣れてるんで気にして無かったかもしれませんが

当時、鉄の細い棒で椅子を作るなんてあり得なかったんですよ！



この1年前にはEamesのシェルチェアーが発売され、

そこでエッフェル、キャッツクレイドル、ロッカーがこの細い棒で作られたんですが

それを見たヨーロッパのデザイナー達はぶったまげですよ

まさかのこの細いロッドで椅子の足を作ったんですから！

細かく言えばPKWとDKWでも部分使用されました。

そして翌年発売されたのがこの “ワイアーメッシュ・チェアー

名作の誕生です。




参考までに当時(1952年）のカタログです。











年代は50年代、うちでは前期と後期という言葉を使うことが多いですが

所謂セカンドジェネレーションですね。


で、簡単に見分けるにはこの写真のようにネジが座面側から差し込んでナットを使用し

ベースと固定してあれば前期、








ネジがベース側（下）から差し込んでれば後期のタイプです。

この場合座面側にネジ山が切ってあるのでナットの必要が無くなってます。


そしてうちでボックスタイプと呼んでる座面側のフレームがのが長方形のものがファーストエディションですね。




とにかく70年近く前のザ・ヴィンテージですから大事に使って下さいね。

ご覧の通りコンディションはかなり良いです！




ワイヤーメッシュはプライベートコレクションでキャッツクレイドルとこのエッフェルベースを

20年以上所有してるんですがこのエッフェルベースのワイヤーメッシュチェアーは

ダイニングで使用してます。




SOLDです。

お買い上げ有難うございました。



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それでは皆さん、恵比寿でお待ちしてます。