突然の客人

最近ネタ切れで特に何も無いんで昨日数年ぶりに突然訪ねてきた古い友人の話しでも、



昨日の閉店間際に突然現れた彼は「新しい事務所にEamesが合うんで今欲しい」てな感じで来やがりました。

初めてうちの店に来たのはもう15年位前ですかね。

その頃多少なりともボクの影響があったのか当時のモダンブームの影響か自宅の家具や事務所用に

色々買ってもらってました。(元々目利きではありました)



そして昨日突然VintageのEamesを探しに来た彼は「ちゃんとしたヤツが良いんですよね〜」って

言う訳ですよ。

ちゃんとしたヤツ??

ん、、、

「足とか」って言うんで

あ〜 本物ってことね



「うちは本物しか売ってないから安心しなさい」

まったく失礼な注文するなっつーの!



そんなこんなで選んだ椅子が「さすが!」というか「やるな〜」って感じ、



選んだものはVintageならではの雰囲気が漂うヤツばかりでして、

シェルの色が焼けて褪せてようが、変色してようが、

カバーがホツレたりすり切れてたり、多少ガタツいててもモノの雰囲気とオリジナル感重視、

通常この商売はコンディションが命みたいなところがあるんですが、

それよりも50年代の雰囲気が漂う、

いや「匂い」というか「本物感」みたいな感じかな〜

ま〜「味がある」モノ達を選んだ訳ですよ。

The Vintage , The Eames !



そんなチョイスに良い意味でちょっとビックリ、

「さすが目利き」だ!

商品として自信作というよりも「ボクが自宅で使うなら」って物ばっかりでした。



このパッと見の判断力だったり彼の嗅覚が、いままで良い服や色々な良い物を作ってきた

何かに繋がってることは間違いないだろうな〜



センスが良いと言えばそれまでなんですが、人には好みが有りますから

家具に関しては多少なりとも感性が近いんでしょう、

その新しい事務所にこれが合うって来た訳なんでイメージが沸いたんでしょうね〜

実際そのまま納品にお邪魔したんですが確かにって感じ、

グッドチョイ〜ス!!

現場をみて増々嬉しかったです。





さて、その雰囲気と言えばボクも思い出す買い物が、

ボクが初めて買ったプルベのアントニーは子供の落書きがかなりあるんですけど

むしろその時「それ」を選んでしまいました(下の写真右奥)

なんか惹かれたんですよ、

実際商品としてなら困り者ですが、個人で使うなら全く気になりません。





なにせVintageなのですから、50年も経てば人も物も色々あります!





このアントニー最近は自宅で飾りになってますので私物ですが

興味がある方がいらっしゃいましたら声かけて下さい。

あくまでも雰囲気で選んで頂ける方でお願いします。





そうえばその彼がLAで探しに行ったみたいで「アメリカ行ってもこんなに沢山 Eames 無いですよね〜」って

行ってくれたんですけど、

実はその言葉が1番嬉しいのです。