無事買い付けから戻ってきまして、今日はEamesのロッカーお話を
この写真は昨日入荷したEamesのWire Chair のベースです。
この頃のソリは角にアールが入ってまして丸っこいのが特徴です。
大体50年代の中頃まではこのシェイプです。
シェルで言うとZenithやTransition の頃は間違いなくこのタイプのソリがついてます。
そしてこちらがその後のモデル、
上の写真に比べ少し角張ってるのが分かるでしょうか?
これが後半のモデルで60年代に生産が終了されるまではこれですね。
最近買い付けに行く度にShellとScoopの値段が上がってます。
今までは円高のお陰でなんとか値段をたもてたんですがこれからがそうは行かない気配です。
Rockerに限らずEamesの購入をお考えの方で欲しいタイプや色がお決まりの方は少し急いだ方が良いかもしれません。
Vintageはこれ以上増える訳が無いんですから、、、
このRocker Base、良く本物と偽物の見分け方を聞かれることが有るんですが、
以前にもお話ししたようにショックマウントに取り付けるプレートの部分のビス穴の大きさが
本物に比べ大きいこと、
溶接の跡が雑なこと、(リペアの跡は別ですよ)
そして僕が見たこと有るの偽物の1つはソリのエッジがもう少し角張ってましたかね。
21代の初めEamesに興味を持ち始め、H BaseのShellから僕のEamesお宅が始まったんですが、
その頃「いつかはロッカー」と憧れてたのを思い出します。
そして20代の後半、遂にゲット! (その頃はまだ偽物のベースが無かったですから)
Eamse ファンなら誰もが憧れるロッカーです。
今でも自宅のリビングに置いてますが実際座ることはほとんど有りません。
手放そうと思ったことも1度も無いですけど、
部屋に有ることが幸せなんで、存在感有りますからね〜
これだけは本物のVintageを強烈にお薦めします!
帰国したら店内の洋服達は皆新しい秋冬物に入れ替わってました
これまたもう1つの楽しみが始まった感じです。