Eamesの年代のお話

新しくShellやScoopが入荷したので、

今日はScoopの年代を簡単に見分ける方法です。

(もちろんハーマーンミラー社で生産された本物に限ります)



以前も少し紹介しましたが今日はSoocpについてですね。

これが50年代の初期型ですね



裏にはハーマンのステッカーしか無かった為、

今ではこのように何も無いのがほとんどです。




隣のブルーと比べると良く分かると思うんですが、

腰の裏側の曲げの部分の折り返しがほとんど無いのが特徴です。

これは強度をあげる為なんですね。

他にも外からじゃ分かりませんがショックマウントの構造が少し変わります。



裏に何も無いからパチ物って訳じゃないんでご安心を!

基本的にEamesの偽物ってのはほとんどベース、

足の部分なのです。

今現在日本にあるEames の Vintage の Shell や Scoop についてる

ロッカーやキャッツクレイドルやフェッフェルは偽物の方が多いでしょうね。

大変残念ですけど、、、





そして60年頃、

紙ラベルもですがこの頃からエンボスの王冠ロゴが入ります。





で70年代



この頃から王冠マークの下に

「Herman Miller」の文字が、

そしてこの頃は足を止めるネジのピッチが変わります。

この頃のネジは日本でも探せば見つかりますが

50年代や60年代のShellやScoopに使われてるネジは入手困難です

皆さんなくしてもその辺のネジを無理に入れないで下さい。

マウント側がナメてしまいます。

ちなみにうちはアメリカの金物屋さんに当時使われてたネジと同じサイズのネジを

別注で作ってもらってます。

ジェニュインじゃないのは残念ですがもう使われてないので入手不可能なんです

そこだけは勘弁して下さいね。



以上のことは基本的にShellも同じなんですから。



ホントはパチものの足見分け方の話しもしたいんですが手元にパチ君がないので

修理かなんかで預かった時にでも写真付きでお話ししますね。



さてこれまでのことを参考にして頂いて、

本物のVintageのEamesをお探しの方、

色に限りは有りますが今はScoopが結構充実してます。

質問や気になることがあったらバンバン問いお合わせ下さい!!



後期のタイプですが張り替え可能な赤シェルも2脚有りますよって!

んっ、何それ? て思われました??

要するに表に好きな色の生地を貼って、後ろから見た時は赤いShellってことです。





今日は簡単に見分けられるEamesの年代についてのお話でした。